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日々の破片

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著作一覧

2005-10-01

_ ちょっと本屋

みんなが大人の科学のプラネタリウムを話題にしてるし、子供の頃は良く五島プラネタリウムに行ったものだし、子供もなんか好きらしいので、本屋へ行く。

が、予想通りというかなんというか売り切れてた。

で、しょうがないので

フリージア 6 (IKKI COMICS)(松本 次郎)

フリージアの6が出てたので買う。

なんか、どんどんわかりやすくなって来ているんだが、大丈夫なのかな。

この話、基本的には3種類の主人公がいて

・ヒロシ です。

・山田 まじめな職業人で、プロフェッショナルであることに悩みを持つ

・溝口 実は1番まともな人間だが、それを弱みだと思っているものであえて逆を行く男

で、これまでの作品とは違って、多分、読者が少なくても出てくる誰かには共感できるようにしようとかいろいろ工夫しているのかも知れない。

が、どうにもしょうがなく、作品世界では溝口は不愉快極まりない人間のクズだし、山田は単なるデクノボーだし、ヒロシはすっ飛びすぎてるときたものだ。

そこで、代わりに(かどうかは知らないけど)、まともな社会人としての社長とかが出てきたり、死刑者をまともな感受性の持ち主に変えてきたり(猫ばあさんはちょっと別か。でも猫を可愛がるし生き延びようとするあたりが、とてもまとも)と、あっちにいったりこっちにいったり。とは言え、川で子供が遊べばちゃんと溺れ死ぬと、予定調和もあれば伏線も作ってはいるのだが。

ところが、あまりにも4〜5に出てくる死刑者をまともどころか立派な漢にしたせいで(というか、ちゃんとした人物造型もできるんじゃん)、多分、これで相当読者からのフィードバックとかが変わったんじゃないかな、ヒロシをもう少しまともな主人公に変えたほうが良さそうで、これがチャンスと思ったか、何か変えようとし始めている。

そのあたりにすごくヒロシの思考と行動にわかりやすさが出てきた原因があるのだろうが、またまた妙に漢な男まで出してきて(さすがに死刑者にしてしまうと同じだと思ったか助太刀側だが)さて、一体、どうけりをつけようとしているのか、まったく見当もつかない。

いざとなったら、敵に占領させて皆殺しというオチを付けられるように前線の状況についての思わせぶりを挿入したりしているのかも。

しかも、この作家、基本的にはエンターテイナーだから愉快すぎる警護人(いきなり窓から落ちるし)まで出してきているから、単純な漢路線をもう一回やるつもりではなさそうだ。

というわけで、シグルイと並んで、やはりおもしろいのであった。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

_ ムムリク [はじめましてです。大人の科学のプラネ。それなりの感動はありますね。版元在庫もないというので次回配本(11月下旬予定)..]

_ arton [はじめまして。11月下旬ですか……。まあ、待ちます。 五島は合っているはずですよ。東急電鉄の創業者の五島慶太の名前を..]

_ ムムリク [なんと、そうでしたか。失礼しました。ややこしいです(^^;]


2005-10-02

_ 知りたがりワンちゃん

吉祥寺バウスシアター

ミレルの映画はタイトルが素朴過ぎて素敵だ。

_ NerdTV第4弾(福盛さんの部分訳)

今回は、Brewster Kahle氏

僕の、このあたりの歴史の知識(MITのLisp――追記:良く考えたらList Processingだから全部大文字のはずなかったので修正――ハッカー達がMITの研究所からスピンアウトしてシンボリックス社とLMI社に分裂して、ちょうど隙間に落ち込んだ形になってしまったリチャードストールマン(RMS)が孤独な戦いを開始する)は、レビーの『ハッカーズ』の記述でしか知らないから、こういった別の話として見えるのもおもしろい。

そのあたりはレビーの本だとこんな感じだ。

分裂と、そのAIラボへの影響によって、最も痛手を受けたのは、リチャード・ストールマンだった。彼はラボがハッカー倫理を守り通せなかったことを嘆いた。RMSは、出会った見知らぬ人々に、自分の妻が死んでしまったのだと話したものである。

―レビー『ハッカーズ』P.603

ところが、この本には、1976年の著作権法改正の話はこれっぽっちも出てこない。すべてはグリーンブラット流のハッカー企業(LMI)か、ノフツカー(RMSをMITのラボに雇った人間でもある)のビジネス企業(シンボリックス)か、という経営理念とハッカー倫理のせめぎあいみたいな話になっている。で分裂(と言ってもグリーンブラットは孤立)が1979年に明らかになり、1982年から1983年にかけてRMSがリンボリックスに対してリバースエンジニアリング攻撃(と言ってよいだろう)をかけていく。シンボリックスの12人のLispハッカー対MITに残ったたった1人のRMSだ。読み物としては抜群のおもしろさではある。

というわけで、今度のNerdTVで、GPLの裏側には実際には1976年の改正の話などがからんでいるということが、僕なんかには初めてわかったということだ。

ハッカーズ(スティーブン・レビー/松田 信子/古橋 芳恵)

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

_ 福盛 [英文のトランスクリプトで"elisp machine system"と"Elisp Machine, Incorpo..]


2005-10-03

_ 調子悪い

ミレルを見に行ったが(AプログラムとBプログラムの連続技)、クルテク以外は途中で意識を失うことしばしば。

特にコオロギくんと知りたがりワンちゃんは口惜しい。

#子供によれば『さんかくとしかく』が滅法おもしろかったらしいので、それも。なんか三角の飛行機みたいなのにさんかくとしかくが乗って急降下するところとか部分的には覚えているのだが。

印象的なシーン:知りたがりワンちゃんが蜂に襲われた後の夢で、蜂に蜜を集めるのは大変だと説明を受けるところ。

クルテクのキャンバスにうさぎがヘタな自転車(ペダルがなくて車輪が四角)を書いて苦労しながらどこかへ行く――で、最後にその自転車で戻ってくるところ(気に入ったらしい)。

コネコのいたずらで最初、本を三角に組んだ中に隠れて顔を見せるところ。

クルテクがツバメをベッドに寝かせる。マッサージ、引っくり返してマッサージ。雪が積もって出口から出られずなぜか鍾乳洞。最後、子供を連れて花をプレゼント。

コオロギくんの記憶がほとんど無い。バイオリンが壊れる(ボール遊びのボールがぶつかったからだ)。親切なおじさんが直す。その樹が虫に襲われる。バイオリンを弾いて虫を川へ誘導。虫は川を泳いでいる。コオロギ君が川へ背を向けると魚が跳んでコオロギ君に感謝(深いね)。

知りたがりワンちゃんをなぐさめるオタマジャクシ。すぐにカエルになってピョコピョコ行進。川へカエル。意地悪なメンドリおばさん。というかカエルの卵だったのか(何かハーモニカのような楽器かと思った)。

赤ずきんはあっという間に狼の腹の中。その後、狩人が車に乗せて貰って来るのだが荷物が高すぎて木に引っ掛かるところまでしか覚えていない。最後、四角いトランクのように空いたオオカミの腹から婆さんと出てくるところ。

キツネとオオカミ。なんかすごくきれいな人形アニメーションだったが、覚えているのは湖、キツネが魚を回収していると曲がり角の向こうでオオカミが拾っているところ。オオカミというよりハイエナみたいな感じ。穴に隠れるとシッポをノロマな小さな犬に噛まれるところ。最後、キツネが子供に魚をやる。

知りたがりワンちゃんが水を探していくと牛に会う。その牛の顔。光の矢で雲を作る。

誰が1番強いのか。最後は社会主義国らしい連帯についての説教。しかし、結構おもしろい。奴隷から監督、王様、太陽(植物を枯らす)、雨雲(洪水を起こす)、岩山、また奴隷となって監督を仲間と一緒に崖から落とす。偉くなればなるほどろくなことをしないところ。太陽、雲、岩山と顔の造形。

_ メモ

itpiano

最初、itaipiano(書いてみると読み間違えるはずないが)と読み間違えて、それはおもしろそうだと思ったらいきなりdmdが必要でめげたけど、暇になったら遊んでみようかなと思わないでもないのでメモ。


2005-10-04

_ すっかり過去の言葉になったから、忘却の彼方から引っ張り出すには良い天気だ。

かれらはそれをナマイキと呼ぶようだが、

「きのうはゆっくり眠れた?」

「いや、みなさんが宿舎まで取材に来るんで眠れませんでした」

という、てらいも媚もなく事実を語る人間、それをかって人々はモヒカン族と呼んだものだった。

結局、言葉は鏡だからさ、「宿舎まで取材に行ったから眠れなかっだろうな」と後ろめたい気持ちで聞くわけだろ? そこを察して「ええ、ぐっすりうんちゃらかんちゃら」と言ってもらえると、その後ろめたさが多少は解消されて気分が良くなるわけだろうな。つまり、甘言は麻薬だ。

だからといって、自分が甘い餌を貰えなかったからと「ナマイキ」とか言うのはどういう精神構造をしているんだろうか? バカと言ったら自分がバカだという言い回しがあるが、言いえて妙だ。つまり、どういう精神構造をしているかといえば、ナマイキな精神構造をしているのだ。

ところで、ナマイキって何? とジーンセバーグ風。

思いつき:

優れたスポーツマンは、自分のイメージする肉体操作を正しく肉体へフィードバックする能力を持つと考える。

優れたプログラマは、自分のイメージするデザインを正しく実装へフィードバックする能力を持つ。これは知っている。

この類似構造ゆえに、実は優れたスポーツマンは、またハッカーでもある。

いずれの場合もイメージそのものが優れている必要がある。優れた結果をイメージし、それを実現する優れた能力を持つというのが共通点だ。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ stfh [雅楽戦隊ホワイトストーンズですが、impress tvでも配信されてますね。1話目は無料みたいです。 http://..]

_ arton [どうもありがとうございます。なんかライセンス取得失敗になるけど、まあ、いいや。]


2005-10-05

_ Jsyn

いつの間にか裏庭に

Rubyが楽器に?、rjbとJsyn。というページができていたので試してみた。

1.JsynのサイトからSDKをダウンロードする。

2.zipを展開し、lib\JSynV142.dllを%SystemRoot%\System32へコピーする。

3.classesの2つのjarをCLASSPATHに設定するか、またはスクリプトのrequireの次の行で、

Rjb::load("Jsyn\\classes\\JSynClasses.jar;Jsyn\\classes\\SoftSynthTools.jar")

のようにjarをloadパスに指定する。

4.実行する。Hikiにどなたかが書いたサンプルだとそのまま終わってしまうので(実際にはirbで動かせば良いのだろうけど)、適当にsleepを入れてやると動作が確認できる。

というわけで、すぐに音が出てくるのはいい感じだ(が、鳴らすとこまで行くにはちゃんとJsynのAPIを見ないとだめそうだけど)。

なにせ今日からRubyを使い始めたので、もっと勉強していい感じにしていきたいな〜

――video4log

の中の人なのかな?

_ 実装継承の落し所

ジェネレーションギャップパターン?

_ 夢見る惑星

「ワクワク感」のある状態は、ドキュメントが日本語化されていないとか、勉強するための情報を与えられないとか、必要となる機能が実装されていないとかということを、自ら参加し、実行するチャンスとして考えること可能にします。まさに新しいことを発想し、実行する原動力そのものです。

――Javaの黎明期

確かにそうなんだけど引用した固い言葉より、実は最後の『おそらく当時あんな Dukeが踊るだけのくだらない(笑)デモから、恐ろしい想像力を働かせていた』っていうのが本当はもっと重要なんだろうな。

#くだらない、実にくだらないんだけど、それはそれを産み出した人はそれを産み出した時点でわかっちゃっているからあとはバトンタッチするしかなくて、そうなっちゃうんじゃなかろうか。そのくだらないものの下にあるものを使ってどう次のものを作るかってのが、本当に、想像力ってことだよなぁ、と考えてみるひと時を過ごしたり。

#いや、やっぱり引用部もいいことを言っている。確かに、「ドキュメントが無い」とか言っているってのは、その時点で何もドライブがかかっていないってことだ。でもそこで既にドライブされている人間がいるわけだから、それはお話にならない。

_ おれは何にわくわくしたかなぁ?

はっきり覚えているのは、XMLとIE4の最初の時点のやつ(か、オプションパック)だ。テキスト+スクリプトエンジン+HTTPの3位一体ということか。多分親父がテキスト、精霊がHTTP(空飛びそうだし)、で子供がスクリプトエンジンだ。

でも、そうだ、思い出したがLG3Dにはドキドキしたんだった。

今やってることをさっさと片付けなきゃ。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

_ video4log(miura) [あの説明不足の文章は、僕が書きました。言及していただいて嬉しいです。rjb感謝です。]


2005-10-06

_ NetBeans4.1

もし、NetBeans IDEが"can't find java.exe"と言い出したら、インストールルート\netbeans-4.1dev\etcのnetbeans.confをチェックする。

僕がはまったパターン。

1.J2SE1.5_04をインストール

2.NetBeans IDE(4.1)をインストール

3.J2SE1.5_04をアンインストール

4.J2SE1.5_05をインストール

5.can't find java.exe

etc\netbeqans.confのnetbeans_jdkhomeを修正して解決。

#JAVA_HOMEは無視している。

_ Winnyの技術

Winnyの技術(金子 勇/アスキー書籍編集部)

今見たら売上5位の中将にはびっくり。といっても買ったのではなく、編集の方から頂きました。ありがとうございます。

それはそれとして、大体、読んだけど、おもしろい。

そりゃおもしろいに決まっていて、僕はP2Pネットワークが好きだ。

Rubyを256+倍使うための本 紅玉制覇編(Rubyを256倍使う会)

という本では、Gnutellaの解説を書いていたりするくらいだし。

で、Gnutellaは金子さんによれば第2世代P2Pということになるようだ。

第1世代がノード情報を中央サーバが管理するNapster。

第2世代がノードの発見と検索もP2Pで行うGnutella。

第3世代がファイルキャッシュを持つWinny。キャッシュは転送効率を上げるだけではなく、情報の遍在性を高める役割も持つ。遍在する情報はオリジンが無い状態に近づけるということ。

第3世代の興味深い点は、情報(検索)だけではなくデータそのものを積極的に遍在させる点だということが良くわかった。

そのあたりからいろいろ考えてみる。

デジタル情報の特徴はコピー劣化が無いということなのだけど、P2Pネットワークではコピー劣化を前提としても問題ない情報を蓄積するのに向いていると思うのだが(そもそもコピーする必要があるんだろうか?)、ではそのような情報というのは一体なんなのだろうか?

会話というのは、聞いたそばから耳が取りこぼし、記憶が捨てていくせいで、実際に相手が話した内容の20%程度に落ちてしまうというようなことを何かで見たような気がする。さて、7時のニュースの前に座って、終ってどれだけ記憶しているか?

100聞いたから20残るのか(であれば、50聞いたら10しか残らない)、それとも情報取得の1回あたりのキャパシティが20なので100のうち20なのか(であれば、50聞いても20残る)、それはわからないけれど、どちらにしても取りこぼしがあるのであれば、そういった情報を蓄積するのに向いているのだ。

実際には、気分の問題で最初は100を先ずは手にしたいというのはありそうだけど、そこの情報との向き合い方を変えていくことが可能なら、すぐにでも(不完全なのだが)完全な情報図書館が生まれるはずだ。

そうすれば、すべての情報は全体としてはあるし、部分欠損は問題とならない、そういう情報ネットワークを持つことができる。巨大で安全性は高いが情報の完全性はそれほど高くないストレージだ。

そのあたりからBBSというのは良い方向に見える。

それと、完全性は高くないが、巨大な情報の塊というのは、別のストレージを想起できる。つまり、Googleだ。

お互いに会話しあう蜘蛛を各自が飼っているネットワークはもっと巨大でもっと蓄積量が多そうに思える。

そういうことはおいておくと、この本で何が美しいってシミュレーション結果の出力が素敵だ。

#追記:プロトコルのメモが出ているのだが、転送系と検索系(制御系)で同じというのが僕には目新しいかも。あと、ネットワークをどう大きくするか、維持するかとかの問題についての考察とか、読みどころも多い。って言うか、Googleを別にすれば歴史上でも稀に見る巨大なネットワークを実験場にしていた(かつ、それを意識している)人が書いているわけで、それだけでも興味深いのだ。

_ 日本語のドンボックス

Scheme Is Love

ここ数年、Perl、PHP、Python、またはRubyなどの動的言語を採用することが流行しています。私がRubyと短かくも楽しいひと時を持ったことは認めましょう。しかし、Schemeと呼ばれているLisp方言に、私は真実の恋を見つけたと信じているのです。

id:brazilさんの翻訳。素晴らしい。感謝。そうか、あのオッサンはXML Scheme Love(XSL)だし、そこに行くのか。参考リンク集も役に立つね。

DonさんにMSDNのドキュメントの翻訳の許可をこわごわお願いすると、「Go for it!」の勢いでOKが出た :-)。

しかし、実はこれは単なるブラフかも知れないな、とも思う。TechEDなんかで手馴れた調子でEmacsを使ってデモをしていることを考えるとelispは適当には使えるに違いないしまるで初めてSchemeの存在を知ったかのように書いているけどサスマンの本を眺めたことすら無いとは信じ難いし、Scheme Loveとかなぜ今、言い出すのか裏を見たくなるじゃないか。

マイクロソフトがMicrosoft召.NET Frameworkの将来のバージョンで複数の式言語(最も顕著なものはSQL)を統合する方向の基礎になっています。

の部分かな?

ORPCのOを捨てて単なるメッセージングへ進んだように、Oを言語分野でも切り捨てていくというメッセージなのかな。

#DSLと関数型って親和性が高いかどうかとか。コードからコンテキストを剥ぎ取ることで、解決する問題にどんなものがあるかとか、考えることはいろいろあるのだ。

いずれにしろ、ドンボックスが何か言っているのだ。それがMSの方向性とまったく無関係ということはあり得ない。というわけで、MSヲチャーはいろいろなメッセージを読み取ろうではないか。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

_ なかだ [s/偏在性/遍在性/]

_ arton [確かに。寧ろ偏在させないようにするには、って話だから逆ですね。打ち消し線無しで修正しました。]

_ brazil [トラックバックありがとうございます!こんにちは。Donさんの発言、色々考えちゃいますよね。Rubyはバランスがとれて..]


2005-10-07

_ Winny

IEの隠しメッセージだかに、ネスケの連中はウィニーだとかいうのがあったとかなかったとか、またWinnyの話題。

Winnyの技術(金子 勇/アスキー書籍編集部)

今見たら、1位だ。すげぇ。

スレッドは2つ。ピア毎にスレッドを作るのでは無い。これはぱっと考えると良い設計だと思う。(簡単な設計では無いけど)

高速なノードが良いノードというのはおもしろい。アルファギークを大切にみたいな感じだ。

_ CADR Lisp Machines

Retrocomputing - MIT CADR Lisp Machines

(login 'name t)

(si:set-sys-host "server" ':unix 0404 "//")

なんか楽しい。というか、スクリーンショットがEmacsなんだけど、後ろでelispが動いているだけってことは無いよね。(いや、良く見たらEmacsじゃなくて、そういうスクリーンなのだな、きっと)

――Rogue Engineer's Diary経由。


2005-10-08

_ Symbolics

SymbolicsとCGの歴史

うお、おもしれぇ。

福盛さんのところで現在のSymbolicsの状況について書かれていたのでちょっと調べたら出てきたページ。Symbolicsのハードウェアを中心にした時代背景を織り込みながらのCG発展史になっている。

Wikipedia

_ 突然Midiアプリケーション

突然、あるページを見てたら3年前に作ったMidiアプリケーションを思い出した。

ミドリオンソースは解説ページから取れる)。

ワンダースワンのテノリオンがおもしろいのだがハードウェアが1台しかないから子供と取り合いになる。しょうがないので、PC用に適当に作って子供に与えたというインチキなパチもの。

C++Builderで作ってあるので、展開すればすぐ使えたはず。全然、覚えてないけど。

むかーし、むかしのその昔。軽く30年くらい昔。植民地音楽の収奪というテーマが語られることがあるようなころ、手元に東アフリカの音楽を集めたレコードがあった(紛失した)。

その中に親指ハーモニカという楽器の曲が収録されていた。

サバンナのこっちからあっちへ移動する。どこまで行っても同じ光景が続く。ヘンな生き物が来るぞと教えてやりさえすればどこかへ勝手に去って行く野獣もいる。

だから、人々は親指ハーモニカを両手で持って、親指で爪弾きながら旅を続ける。草原の風に乗ってツィンツィンとリズミカルで奇妙なメロディーが流れていく。

ワンダースワンのテノリオンに、僕は親指ハーモニカを見たのだった。

#検索したら、親指ハーモニカではなく親指ピアノと言うらしい。カリンバのことだ。

#僕の記憶違いとは思えない。当時は親指ハーモニカと(おそらくその可搬性の連想から)呼ばれていたはずだ。っていうか、ピアノじゃないだろう。でも弦撥楽器だからピアノなのかな?


2005-10-09

_ 暑かったり寒かったり

昨日はTシャツ1枚で過ごせる(というか、途中でエアコンを除湿で動かしたりしたが)ほど暑かったが、今日はわりと普通。でも、25度とかある。

_ タグライブラリの作成

タグライブラリ(と表記するか、taglibからタグリブと表記するかちょっと悩ましい。タグリブステーキというか、リブというと肉を想像するだろ普通。でも発音はtaglibでタグリブなわけだし)をプロジェクト固有で作成するとか、アプリケーション固有に作成するとかってしないものなのかな? と疑問を感じた。

tldをWEB-INF/libのjarから読み取る(だけ)というのでは、同一プロジェクト内で今開発しているもの(WEB-INFに直接おかれていることが多そうだし、違う場合にはweb.xmlに記述するというのがJSPの仕様)は認識できない。(書いてから気付いたが、Eclipseを使うといちいち今作ってるやつについてもjarを作ってさらにそれをwarにするという仕組みなのかも知れない。もしそうなら厄介だし、ますます僕がEclipseを利用することはあり得なくなるな)

でも誰もそれで困っていないとしたら、アプリケーション専用のタグライブラリは作らないほうが主流派なのかも。

でも、同じアプリケーションが15ページから成り立つとしたら、そこに固有の出力パターンがあるのではなかろうか?

いやそうではなく、JSTLのように、ばかばかしいほど多数の属性を用意した汎用のものを別に作成し管理するというのが主法なのかも。

でも、僕は違うな。特化した小さいものをバラバラに作っておくほうがメンテナンス性は高そう(というよりも、GUI部品――特に表示専門の場合――は、一度作ったら、通常はメンテナンスは不要になる)だと思うからだ。

必要になったら、(たとえば2年間に似たようなものが各プロジェクトで多数開発されますたとかなったら)、そのときに共通化して、以降のプロジェクトで使えばよかろうとも思う。

このあたりの特化と共通化の考え方は、おそらくプロジェクトの運用形態とかが個々の組織によって異なったりするので、これが絶対ということは無いのだな、ということはわかってきてはいるのだが。


2005-10-10

_ 平田弘史を読みまくる

突然、平田風が吹き荒れた。

駿河城御前試合―南条範夫原作集 (上) (レジェンドコミックシリーズ―平田弘史作品 (5))(平田 弘史)

駿河城御前試合―南条範夫原作集 (下巻) (レジェンドコミックシリーズ―平田弘史作品 (5))(平田 弘史)

最初はこの2冊。

シグルイがどうなるのか知りたくなったせいで、今、手に入る御前試合がこれしかないからつい買ってしまった。

しかし、無明逆流れは劇画化してないのであった。という誤算。というか、劇画化されていなからシグルイなのか。

南条範夫は結構読んだので、各冊後半部の戦国残酷物語のシリーズもほとんど読んだことはあるのだが、あらためて読むとなんだか不愉快な気分になってくる。

それはそれとして、箍が外れたようなもので追加で2冊購入して読み耽る。どうでも良いが耽るがいきなり老けると変換されたが読み老けるというのはおもしろい表現だ。手が遅い人は、勉強しても実行しないから読み老けるとか。

血だるま剣法・おのれらに告ぐ(平田 弘史)

うわぁ、血だるま剣法って、山上たつひこのアレの元ネタだったのか。とどこかで見た構図と思ったら呉智英の解説を読んで納得したり。にしても、衝撃的な絵である。途中、絵が荒れるは、手がついたりなくなったり、おいそれは無茶だろうとか(影丸伝の人体改造のほうがまだ納得するぞ)山ほどの衝撃が待っているが、誰かこの作家の暴走を止めてくれと言うほど暴走していくのであっと言う間に読み終わった。手足を失ってからのスピードと絵の荒れっぷりは恐ろしいものがある。いったい、なんだこれは。

しかし「おのれらに告ぐ」は題が良いが血だるま剣法と並べて読むと興を削がれることはなはだしい。短すぎて心の動きがないからだ(しかし話は目付けを出したせいで妙にうまくまとまっているのであるが)。

血だるま剣法=あしたのジョー

という見方ができるのは、構造が似ているからだ。

明日のジョーは都合3種類の話がある。

力石が死ぬまで。ホセカーロスリベラと殴りあうまで。チャンピオンと戦うまで。

血だるま剣法にも3種類の話がある。

師を斬るに至るまで、四肢を失い山へ去るまで、串刺しになるまで。

で、大方と違って明日のジョーでは僕は3番目がなかなか好きだ。後は終らせるだけなので、適当に引き伸ばすために次々と送り込まれる刺客たちとそれを迎え撃つ。2人の作家がそれぞれやる気を失って単に書いているだけ(だということのようだし、言われてみればルーチン的なのでそれと気付く)なのだが、そこにも工夫もあれば筋もある。横倉会長とそれに貰い泣きする丹下段平のエピソードとか(出世までとハリマオに潰されるまで)好きだな。同じように血だるま剣法でも3番目はもうでたらめもいいところだし、それまでと打って変わって絵が粗いのはページを埋めるために突っ走ったからに見える(「おのれらに告ぐ」ではすっぱり抜け落ちているのは荒唐無稽だからだけではあるまい)。にも関わらず次々と両腕を失った刺客達が襲ってくるところに一つも二つも工夫があり、最後まで何をしでかすかわからない。キムはチョムチョム、ハリマオはコマネズミ、みたいなものだ。

それがし乞食にあらず (平田弘史傑作選 (昭和四五年~四六年))(平田 弘史)

で、こいつは、とにかく題名が素晴らしくて買った。が、よもやこんな物語だとは。というか、冒頭の「我れ枯るるとも」の唐突な決着にまず度肝を抜かれる。これはひどい。ページ数制限がなせる技か? よく読むと「それがし乞食にあらず」を除いて、終り方がすべて唐突だ。というか、腹を斬れば決着がつくというのはなにがなんでも、便法が過ぎるんじゃなかろうか。(御前試合にも、単に馬に乗って去って行く唐突大魔神な話があったがそんなのばかり)

が、物語は物語で作品をまとめるための便法だと考えれば、どの作品も、そこに至る経緯の話だということに思い当たる。至ってしまえばさぶらいの世界、斬って終るは理の当然。したがって、読む側はそこに至るまでの思いを想像するしかあるまい。それを補強するのが細部まで描かれた絵なのであろう(血だるま剣法の3部目は細部がなかったりするけど)。

全然話はずれるが、「ゆうた」とかの表記をことさらあげつらっている点や結局全部の内容を記述してしまっていることから、どうもしたり顔でひとり悦に入っているように思えて、つくづく不愉快な感じを受ける。読み老けた男と呼ぶにふさわしい男であるな、と解説者について感じたのであった。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ 通りすがり [>力石が死ぬまで。ホセと殴りあうまで。チャンピオンと戦うまで。 ホセ・メンドーサはチャンピョンと同一人物な気が… ハ..]

_ arton [確かに。カーロス(カルロスかも)リベラですね。ハリマオはボルネオ生まれのハリマオであってると思ったけど。白木葉子が連..]


2005-10-11

_ るびま10号

Rubyist Magazine 0010 号

謎のebanさんのインタビュー。このシリーズ、知名度はともかくNerdTVほどじゃなくても面白いよね。

青木さんのコード添削がすごいボリュームなので、明日、会社で読むのでメモ。

#Wikiの添削なのか。実にタイムリーな感じ。


2005-10-12

_ more than this

どうでも良いカレー食ってたら、まさに唐突にチャーンチャーっと流れて来た。

思わず思いに耽ることしばし。

アマチュアリズムって敗北が予め予定されているものなのかなぁ。


2005-10-13

_ インタビュアとインタビューイ

福盛さんのところでNerdTV第5話の部分訳を読んでいて、気づいた。まあ、誰でもわかっていることだろうことで、今頃気づくのが遅いだけだとも思うが。

ここの部分。

Tim: それは鋭い質問ですね。私が思うに --

Bob: 答えは「ノー」なんでしょ?

Tim: 場合によると思います。

Bobオジサン(と言ってもアンクルBobじゃないから嘘だけど)は、適格なインタビュアだ。考え方によっては出過ぎた真似をしているとも言えるし、何をおまえは預言してんだとも言えるけど、逆にそう読み手が思えるくらいに、このインタビューアは読み手と同期した質問をし反応をしている。

興味の方向の問題なのかも。

るびまのインタビューが面白いのも理由はこのへんにありそうだ。だらだらした雑談の雰囲気が面白いのだと思ったが、そうではなく、インタビュアが適格(的確じゃなくて適格)なのだ。

別のインタビューもあり得て、たとえば徹子の部屋だけど、ワイドレンジでタレントがあるインタビュアが各界のゲストを迎え……というやつ。この場合はインタビュアが主役にならざるを得ないので、早い話が徹子とかに興味がなければどんなにゲストに興味があってもそれほどおもしろいものにはならない(とは言え、徹子さんは良いインタビュアだと思う。もっとだめな例はすぐに見なくなるので記憶に残らないのでこれとは言えない)。

という感じだ。

_ IEお断りの認証

CAPCHAをdata:で表示すれば良い。


2005-10-14

_ ブロックの中のnext

nextを書かせる時点でだめなのかも。

(追記:間違えてこのセクションをトラックバックしてしまったけど、ASR1.8.2.6のセクションの指定ミスです<対象の方)

_ 不快なら読むな

とは思いながらもつい-1をシキイキ(変換できない:追記:シキイキはちょっと意味が違うがまあ、人生いろいろ)値にして読んでしまう。バカですな。

特異なのか普通なのかは判断しにくいので、そうとも言えないかも知れないが。

しかし、本当に湧いて来るという言葉が似つかわしい。

でも、こういう見方もあるのかと思えるようなスレッドもあったり。人それぞれですなぁ、秋の夕暮れ。

爆発したって助かる可能性ありな設計というのも興味深い。

_ ASR1.8.2.6について

以前は使ってみてたけど最近はさっぱり使わないTcl/Tkだが、このプログラムはTcl83.dll(Tk83.dll、以降Tkは省略)とかTcl84.dllとか、DLLのファイル名にバージョン番号が埋め込まれている。

それはそれで良いのだけど、不便といえば不便。関数の機能に互換性があるなら同じ名前にして欲しい(ただしDLLヘルとなる可能性ももちろんある)。

Rubyのtcltklibniには、このへんのどのTclがインストールされているかを前提しないで済ませられるような機構が組み込まれている。

具体的にはtcltklibに対してenable-tcl-stub(ちょっと出先なので正確ではない)というのを指示してメイクしてやると(Win32の場合、どうするのが正しい方法なんだろう? configure.batでは指定できないみたいだし。config.statusの直接編集?)、tcltklibのstubがTcl??.dllとかを探して、おまけに呼び出しをデリゲートしてくれるという仕組みなのだ。

が、()に書いたような事情でついつい設定を忘れてしまうので、このあいだruby-listでTcl83を固定で要求するという投稿があるまで、1.8.2.xではTcl83固定でリンクしていたことに気づいていなかったのであった。

つまり、1.8.2.6は、これを有効にしてビルドしたバージョンだ。というか、さっさと1.8.3.0を作ってしかるべきなのだけども、諸般の事情からなかなか時間がとれない(ASRのテストを結構やる必要があるわけで)ので、1.8.2ベースということで。

で、tcltklibのスタブがTcl??.dllを探すということは、当然探すためのヒントが必要で、それがPATH環境変数。

というわけで、1.8.2.6でrequire 'tk'とかが失敗する場合にはPATH環境変数をチェックしてください。

さっそくサイトを確認すると、いつもダウンロードしていた下に大きくもうひとつのリンクがあってそちらが対応しているものらしい。ということでさっそくそちらの 1.8.2.6 に入れなおしたのだが、やはりどうも動作がおかしい。

−−つらつら草

というわけなので、対応自体は1.8.2.5でもしている(ただしTcl83固定)のですが、1.8.2.6はそのへんが緩いバージョンということです。

_ 追記(tcltkのstub設定)

中田さんが教えてくれたので大きく書いておく。

Mswin32 rubyでtcltkのstubを有効にするためのmake方法:

nmake configure_args="--enable-tcltk-stubs" 

#確かにMakefileに保存してくれないと忘れちゃいそうな気もするけど。

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Before...

_ かくたに [なんと。(artonさんの嫌いな)skkを信じてツッコミしたのに。勉強になりました。]

_ stfh [http://emacs-w3m.namazu.org/ml/msg04200.html wnn6だとイキチだと変換..]

_ arton [なるほど、バイオ関係はイキチなんですか。ちなみに、Windows2000のIMEはイキチ、シキイチのどちらでも変換し..]


2005-10-15

_ Webアプリケーションを開発するのに最低でも必要なもの

HTML(か、少なくてもHTMLを生成するテンプレート)

データベース(ファイル、RDB(SQL)、ORマッパーなんか)

プログラミング(JavaでもRubyでもC#でもなんでも)

とそれ用のフレームワーク(Servletのレベルから、ASP.NETとかJSFのようなレベルまで、プログラミングとのバランスかも)またはCGIのようなインターフェイス

サーバーとクライアントに対する知識(ちょっとでも良いかも。中身ではなく、起動方法とか設定方法とか)

セキュアコーディング

なんだか、スタンドアローンのデスクトップアプリケーションよりいろんなことを知ってる必要があるような気がするんだが、それにしてはそうとも思えないし思われてもいないような気がする。

_ うーん……

見た聞いた書いたなんだけど、新書レベルの与太話とも受け止められかねないかなぁ。


2005-10-16

_ 僕等の音楽

地獄。映画史。闘争。モンタージュ。ナレーション。

突然、第2交響曲。シベリウス。

煉獄。サラエボ。本人登場。

映画教室。モンタージュ。2つのカット。南北戦争のノースキャロライナの写真。これはベルリンか広島かサラエボか。

パレスチナとイスラエル。

メキシコ万歳。

デジタルビデオは映画を救えるか? 沈黙。(でも歴史は回るけど)

DVDの中のデジタル写真。2つの顔。

映画館での死。電話で語られる。

ストリートオブノーリタンを読む天国。

さらば愛しき女よ。の天国

アワーミュージック [DVD](ジャン=リュック・ゴダール/ジュリアン・ハーシュ)

_ シュヴァンクマイエル

に行きたかったのに、職場にいるという悲しさ。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

_ むらまさ [あ、お忙しいんですね。沙汰が無いのでちょっと心配してました。]

_ arton [来週の日曜には終わっているといいんだけど。]

_ はら [シュヴァンクマイエルはどういう奇跡か新潟の新津市美術館に来ます。代わりに見ておいてあげましょう。:-)]


2005-10-17

_ コピペ

コピペあるところに修正漏れあり。

別にソースに限らないよねぇー。

_ iPodのヘッドフォンのここが嫌い

とりあえず音の良し悪しについては別として。どうせ地下鉄の中で使うわけだし。

問題は右と左の区別がつかんのだ。

で、黒いパフだかマフだか、とにかくポワポワしたやつをずらすわけ。そうしないとLもRも読めないから。で、すぐにびよんびよんになってくる。で、1ヶ月くらいするとどっこかへ落っことしてなくなる。

Lのほうは、下のグレーがかったやつを白のままにしておくとか、縦棒にちょっとポッチを付けるとか、どうにかならんものか、と思ったがコストの皺寄せがここですか、そうですか。

縦棒が中心にくっついているところが既にダメダメインターフェイスだと思うんだが。(追記:微妙なオフセットがありました。気づかない私がダメダメだったのかも(と、ダメダメだ、と断言できないほどの奥ゆかしい差異)

ボタンを3回素早くクリックすると「左です」とかアナウンスが入るってのはどうだ? ソフトウェアだけでカタがつくからコストはそれほど上昇しないと思うんだが。

_ 左右可換

以前から(今はどうか知らないけど)飛行機の(エコノミークラスに関しては。きっとビジネスやファーストは違うんだろうが)ヘッドフォンって右も左も書いて無くて不思議でしょうがなかったんだが(でもモノラルってわけじゃないし)、実はそんなことは気にしないものだったのか!

で、突然思い出した微妙に同じような違うようなお話。

すごーく昔のその昔。FMレコパルとかいうような名前の雑誌があって、そこでお宅のステレオ拝見みたいな連載があった(と思う。まさかレコ藝とは思えないけど意外とそっちかも)。

で、相当、音にはうるさそうなこだわりがありそうなタレントというよりは歌手の家にオーディオ評論家が訪れる。

「このステレオはどうした、こうしたで、配線もみんな私がやったのですよ!」

と、とっても得意そう。で、アンプはどれどれを選んで、スピーカーはどこそこのなんとかグレードのどうしたを自分で選んだから、これは本当に音が良いとか、いろいろスピーカーの配置を考えたとか(というほど大したことはなく、どう見ても単に左右に配置してあるだけ)。

で、オーディオ評論家が、チェック!

「どうも変ですね」

「え? 良い音だと思いますけど……」

「いや、これはおかしいな」(ゴソゴソとチェックする)

「え、変ですか……」(不安がいっぱい)

「これ、どうも音の定位が変だと思ったら、+と-が逆でしたよ」

「え、そうなんですか。全然、気づきませんでしたよ〜」(といつの間にか屈託がなくなっている。音が悪い/良いという問題ではなかったからだろう)

なんとなく、無惨であった。

_ カタカナ使うとバカになる

正しく古来ゆかしき(というのは嘘八百八町だが、というかこれも変換してくれないが、死語なのか? 「うそはっぴゃくやちょう」とか、「何で有馬の人形筆(これも変換してくれない)」とか「その手は桑名の焼き蛤(お、これは行けた)」とかおバカで楽しい言葉が無くなるのは当然とはいえ味気ないものだなの八丈島)日本語を使うとどうもイメージがよろしくないとカタカナを使うというたわけた風潮が1970年代くらいにあったじゃん。

昼飯と言えば良いのにランチとか、飯屋と言えば良いのにビストロとか、建物と言えば良いのにビルヂングとか(お、正しくヂが出てきたぞ。ディとか書かされるのかとちょっとどきどきしたが)、歌手と言えば良いのにシンガーとか、山師と言えば良いのにチャレンジャーとか、時代遅れと言えば良いのに「ナウな」とか、バカモノと言えばよいのに「ヤング」とかペを付ければ焼きそばなわけだがとか、だ。

こういうあほうな風潮は1980年代になって急速にすたれたと思ったら、まだ残っていたのか。いや、それとも人々の意識の風化を待って再び甦ったかだ。目覚めよ、失われし虚妄の王国の民よ。

それが「チャレンジ精神」という言葉だ。精神だけ日本語にしてあるところがミソで、もっともらしい印象を与えるんだろうな。1970年代的に「チャレンジスピリット」と言えばさすがに怪しいと感づかれるからだろうからか。

でも日本語には、「戦闘機に竹槍」「戦車に竹槍」とか「自動小銃に日本刀」とか「欲しがりません勝つまでは」とか「軍服殿に敬礼」とか「月をなめるな」とかもっと正確に表現できる言い回しがちゃんとある。カタカタで言い換えればそれで状況が変わるとか、人をだまくらかせるとか、そういうのってとっくに終わったことだったのではなかったのかな。イメージが大切なところはどこも苦しんでいるのクオリア。言霊ですか、そうですか? それにしたって海は死にます山も死にます形あるものすべて滅びる備前徳利その通り。

追記:「精神」ってのは古式ゆかしいそのての言葉であったな、そう言えば。まさにファントム。まさにスピリチュアル。だから、カタカナ+精神で正しくその表現となっているのかも。精神注入棒でデペンデンシイインジェクションが表現出来る程度の実装を伴わないインターフェイス定義に過ぎないわけだしな。

こういうのって、愚かなことだと身にしみたんじゃなかったのか? そんなことが角川文庫だか岩波文庫だかの後に載っていたはずだが(makiさんが流用していたけど)、すっかり喉元過ぎて忘れ去られた暑い夏。

というわけで、日本語は正しく、「チャレンジ精神」ではなく「特攻魂行って来い(別名、行ったきり)」と呼びたいものだ。

ちなみに、努力と工夫でどうにかなるものに戦いを挑むことは、文字通り「挑戦」と呼ぶのだ。

_ 音質

音質へのこだわりと楽曲へのこだわりは全然別物だと僕は思うけどそうじゃない人もいるのかも知れない。

たとえば、左からピコ、次に右からポコというのが繰り返される音楽で、ポコがまったく聞こえないというのは、情報が半減しているということだよね。

音質ってのは、微妙な音の欠如(あるいは追加)であって、音符では表現しきれない情報だから(そういえば音質旋律という概念があったような気がしたけど、違う言葉だったかな。同じ音、確か減ロか何かを異なる楽器の組み合わせで流す部分:追記。大嘘。音色旋律だ)、その意味で大して気にしないというだけのことだ。

というわけで、片方ぶち切るのは、まったくもって却下。

_ 増えるパラメータ

ハープシコードってピアノフォルテと異なってディナミークが無いから、音の強弱というパラメータはない。

で、ピアノフォルテが出てきて音の強弱(音量?)というパラメータがそのての鍵盤楽器には入り込む(他の楽器にはもちろんあったわけだが)。

同じようにグリサンドしたり(歴史はぶっとぶけど)プリペアドしたりすることで音高にもあらたなパラメータが生まれる。4分音なんてのとかも徒花みたいだけどあった。音量、音高、和声があって音程かな。で、4管以上が当然となって音色。で、再現というものが生まれて、音質。ってことは音質っていうのは、エジソン以降のパラメータなんじゃなかろうか?

ってな具合にパラメータが増えるというのをプログラミング言語だとか、サーバーアプリケーションの構成とかにあてはめてちょっと考えてみたが結構、おもしろい。

逆に減るパラメータってのはあるのだろうか?

そう言えば、うま味が正式なパラメータになって、辛み(鹹味じゃないほう)は痛みと等しいから味のパラメータからは削除されている表をこないだ見かけた。

本日のツッコミ(全15件) [ツッコミを入れる]

Before...

_ arton [>+/-を取り違えると音は広がって(音源が遍在して)聞こえます おお、なるほど。それで上のオーディオ評論家の続きを思..]

_  [○についてる|がちょっとだけオフセットしているので、 訓練したらなんとなく左右わかるようになりました。 わかりにくい..]

_ arton [ええ、っと確認したらびっくり。本当だ。確かに微妙に違う。 ……やるなApple。]


2005-10-18

_ action-logic-data

s2jsfをいろいろ見てるんだが、actionとlogicの役割を分ける必要って実際のところあるんだろうか? と激しく疑問。

StrutsのActionや、Sun J2EEパターンのJSP Type2の例に出てくるコマンドの場合、Actionはとっても中途半端な役割を持つのだが、なんでそれが中途半端かと言えば、手元のネタが生なHttpServletRequestか、せいぜいActionForm程度だからだ。

ところが、s2jsfだと全然違う。(と書いて気付くと、JSFのマネージドビーンに相当するんだっけ?)

全然違うというとそれなりに嘘が混じっていてメソッドは無引数、戻り値String制限とかがある。でもJSFのマネージドビーンもそうだけど、似たような縛りでもStrutsのActionなんかとは異なるのは、ドキュメントモデルを中に持てる点だ(後、完全なPOJOという点。Servlet APIにもStruts.jarにも依存しない)。ドキュメントモデルと(そんな必要はないけど)データモデルが対応できる場合には、完全な支配者にだってなれる。特にS2JSFのActionの場合、DI思いのままだし。

JSFの場合は、名前がマネージドビーンで、ビーンはビーンだからビーンとして扱えば良いのだけど、S2JSFはサンプルとかでActionと名前を付けているし、そこからロジックみたいな名前のものを呼ぶことになっている。これって、Strutsからの単なる類推じゃないのだろうか? 最初からビーンとして(ロジックがんがん。データアクセスは切り分けたほうが良いと思うけど、それは別の話だし、実際問題いくらでも切り分けられる)で行けば良いと思うのだが、なんでこうしているんだろう?

#ページごとに独立させる場合、ロジックのシェアが奇妙な感じになる(感じだけなら良いけど、担当者を分離する場合には不利だな)とかだろうか。

#ああ、そうか。JSFを利用するとJSP Type1とほぼ同じアーキテクチャになるんだな。だからJSPに直接ビーンが植えられていても違和感がない(にもかかわらずJSPにはロジックは埋め込まれない、基本的に。ロジックを埋め込んだタグは埋め込まれるけど)。だからJSP Type2流儀のMVCではなく、よりシンプルなUI−bean(イベントドリブン)−データアクセスで、デスクトップGUIアプリケーションに近いアーキテクチャを取る(ことができる)。あとは、その「ことができる」が自然なのか、ことはできるがそうしないほうが良いが自然なのか、という問題のように思える。(で、Actionいらないな、と感じる僕は、「ことができるんだから、そうしたほうが良い」と考えているということのようだ)

つまるところ、ASP.NET(V1.1)だ。

#追記:ロジックはシングルトンという方針がある、あるいは他のフレームワークにもロジックは流用させたいという希望、の2点かも。ビーンはリクエスト単位に1インスタンスだし、そうすると他のフレームワークのロジックモジュールとしては流用できない。

#追記の追記:と書いたら、少なくともその点(リクエストにつき1インスタンスと、アプリケーションのエクステント(って言葉で合ってるかな? 寿命のこと)で1インスタンス)については合っているらしい。

#層としては(上のインスタンス化単位については置いておくとして)、プレゼンテーションと考えなくても良いと思う。それは上にも書いたけど僕にはアーキテクチャとしてJSP Type2ではなく、デスクトップモデルと同じほうが直観的ではないかと考えているからだけど、それは

プレゼンテーション(JSP+JSFコントロールで、成果物はHTML)−DTO(成果物はJavaクラス)−ロジック(ビーン−S2JSFのActionはここと考える。成果物はJavaのインターフェイスとクラス)−DTO(Javaのクラス)−データアクセス(S2Daoを使うならJavaのインターフェイス、Javaのクラスでももちろん良い)

とビーンをプレゼンテーション層に位置づけるのではなく、プレゼンテーション層とデータ層の中間層としたほうが誰にでもわかりやすいのではないかというところ。特に、なんだかいっぱいファイルを作らなくちゃならなくて面倒ですなぁ、というような人に対して、単なるデリゲートが目に見えては出てこない分だけ良いのではないかと思う。

#ただ、イベント発生でプロパティをいろいろ設定してからメソッド呼んで何かさせるという形式は、プレゼンテーション層のビーン(あるいはOCXとかVBX)の振る舞いそのものじゃん、と言われれば、それは確かにその通りなので、そこはちょっと弱いな。

#Actionとロジックを分離する理由は納得。インスタンス化の単位の問題と他のフレームワークへのロジックの可搬性は遙かに高い(Action−S2JSFの−は純粋なPOJOだけど、外部インターフェイスがプレゼンテーションのイベントドリブン処理を実行するのに向いている形式であって、いわゆるプロシージャを提供するロジックとは異なる、それをもってプレゼンテーション層のモジュールと見なす)、という2点。

_ 田中哲さんのどういうAPIが良いAPIか資料

リンクを貼ってもdeFlateされるんじゃな、と思ったけど、されないようなので。

open-uri, Easy-to-Use and Extensible Virtual File System

クラスを作ってもメソッド名とかがクラスそれぞれだとおいしくないと思っているだけに、参考になる。


2005-10-19


2005-10-20

_ こんな時間か

Omini Graffleは使いやすいけど、お絵かきは苦手だ。で、苦手なお絵かきが素早く処理できるようにはならない。

(Visioよりは素早く動くからいいけど)

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_  [あ。なにか使い道があるかどうかわからないけど、図のファイルをdruby.orgに置きました。(Omni Graffl..]

_ arton [お、参考にさせていただきます。]


2005-10-21

_ PAC

presentaion - abstraction - controllerパターンの略。

三つ組みの入れ子がおもしろい。

それはそれとして、MVC,PD,PACといろいろあるから、モデル次第というところに落ち着けるのが良さそうかな。

_ 他人事じゃないかも

マンガ家の描写盗用問題についての私見を読んで考える。

プログラムは実用品だが、作っていてすごく楽しいぞ(楽しくないものあるけど)。それを作って楽しめるし、気分が反映できるし、表現に凝ることもいくらでもできる(ソフトウェアの構造という表現であったり、構文的な表現であったり、見た目の話ではない)。属人性万歳。という話ではなく、ということを鑑みれば、しかも場合によっては内なる衝動に突き動かされて作ってしまうこともままあるわけだし、というようなことに基づいて、このエピソードを眺めると、なんかいろいろ思うところがある。

普通はソースコードを眺めないわけだから発覚しないわけだが、トレースに相当するのってデッドコピーで、公開された作品のデッドコピーというのは難しい(アセンブリモジュールでデッドコピーとかバイトコードのデッドコピーとか)し、ソースは愛でることができるけど、それほどアセンブリコードやバイトコードを愛でるという話は聞かない。けれど、やはりそういうのはあるんじゃなかろうか、で、そういうのと、誰でも使えるソース(バイナリじゃなくてあくまでもソース。ここではスポーツのフリー写真素材トレース自由みたいなやつ)というのになんとなく同じようなものを感じたのかな。でも、考えてみたら僕はコピペしないから、そのへんの感覚っていまいちわからないような気もしてきたな。とは言えテンプレートとしてのソースは使うからこの感覚は妙かも(コピペという言葉で表されるものと異なるのは何でだろうか? きっと外枠だけで内側ではないからだろう)。

とりとめないまま終わり。

(ここにインターバルがある)

つまり、誰でも既成作家の模写からマンガの勉強を始めるわけですからね。そして模写を積み重ねることで、表現技術が「共有」されてきたという歴史がまず、ある。

あ、この「共有」で確信を持ったんだ(その前の素材集のところで何かを感じた)。で、他人事じゃないなというのは、明日は我が身の意味ではなくて、同じ問題を共有しているのであろうと想像できる、というようなことなのだった。

パロディであればそこには創作が含まれるから、というような次元ではなく、それがトレースかどうかも無関係に素材としての共有という視点から見るということだ。すると後は道義ということになるんだろうか? たとえばWebアプリケーションフレームワークの30%が、ワープロからのソースレベルのデッドコピーだった場合、それは確かにソースコードは盗用しているわけだけど機能がまったく異なるわけでそれが本当にまずいのか、まずいとしたら、一体何がまずいのか(道義は抜き。技術の話は技術のレイヤーで)?

と、やはりとりとめないまま寝る。

追記:さすが、essaさんだ。なるほど、確かに無駄に使われるか、さらに大きく広がるかのバクチとして考えることができる。あるジャンルの中がさらに細分化されている時、そのジャンル内では単なる(申し開きようのない)コピーであったとしても、細分化された場所では、それは新たに蒔かれた(飛び火した、移出された)世界の萌芽かも知れない(元々異なったジャンルからの持ち込みについてはそれほどは問題視されていないと思う)。竹熊氏の書かれたものを読んで、最初の印象と異なる感触を持つということも、そういったことのひとつだ。

_ Web2.0の最高な点

The best thing about Web 2.0

バカが往くから。

Web2.0の良い点は、みんながそいつについて語りたくってしょうがないのに、誰ひとりとして、そいつが実際には何者なのかってことをまったくわかってないってことだ。それどころか、何じゃないかってことすら知らないときたもんだ(意訳)。

部屋の中で一番ではないに似ていなくもない。

#permalinkも良い。

行き過ぎると禅だ。というか、最後は禅なのか? 喝!

_ 北欧

雪と氷と白夜のスカンディナヴィア、フィヨルドに囲まれた暮らしも悪くない

と、良くもまあ歯が浮いてこぼれそうなくらいの紋切り型を並べ立てたものだと感心するような歌は歌として(さて誰の歌だ?)、どうして、北欧はOOPなんだろう?

と、大島さんのOOPSLAのレポートを読んでいてあらためて奇異の感に打たれる。ストラウストラップとかDHHとかの有名人だけでなく、以前、仕事の関係でトランザクションモニターのJavaインターフェイスとかをデンマークの連中が開発しているのを見たのだが、その他にも、いろんな実験をしていて、なんでコペンハーゲン、アンデルセンの国から来た女性に涙は似合わない(誰のセリフだという前に誤用のような)でこんなことやってるんだろうか、と不思議に思ったことを思い出した。

実際に旅行した連中(と言っても1人だけど)に聞いた話では、所得が低いのに物価が高いからみんな家に閉じこもっているという(どう考えても単なる偏見のようだが)ような、木と湖の国らしいし。

なんか不思議がっているうちに、五重の塔と花魁道中と生魚の国の連中がどうしてRubyなんだ、とわけのわからない偏見で語られるようなものだと気づいたのでやめた。

でも、歴史的な経緯(なんかすごく重要な研究者がいたとか、伝統的にある種の学問が発達しているからとか)なんかはあるはずで、積極的に調べる気にはならないが(その気があればデンマークを見たときにやってるわけだし)、でも気にはなる。

#追記:つい変なところにひっかかったがレポート自体がすごくおもしろい。mputさんのもそうだったが、内容を咀嚼して総論を伝えることができるうえにおもしろいエピソード(ある意味所詮ディテールでネタに過ぎないわけだからマスコミ的な記事からは大抵の場合失われてしまうのだが、感覚的にはディテールの積み重ねが場の雰囲気や論調を示すからすごく重要なのだ、とつくづく思い知らされる)を逃さずに伝えることができるからすごいな。

Pluggable AOP


2005-10-22

_ うまそうな店

メニューには、「保身湯」ってあったな。肉自体は、羊っぽかったかな。ゼラチンの部分がんまい! 薬味たっぷりのスープも最高。ラストに、ビビンバっぽいおじやにしてもらって、これも美味。

「保身湯」

保身できるのはぬるま湯だからだけど、とか無駄なことを考えながら、うまそう。

オムニと言えば、以前東急の歌舞伎町の映画館で見た、すさまじくつまらない韓国映画(どのくらいつまらなかったかと言えば監督の名前はおろかタイトルすら覚えていない)の中で、正座した息子が母親に「オムニー」と話し掛けるシーンのそのセリフだけが非常に印象深い。あとは、予告編になった妊娠していない女優が妊娠しているように見せるために体をそらせるシーン(ゴダールのマリアにも同じような演出があったと思い出した)、最後の唐突な首吊り(平田劇画の切腹のようなものか? というくらいの唐突感。順序は逆だが)。

_ はげたかファンド

同胞から見捨てられて、荒野に野晒しになって腐臭を放っている骸を引き取って経帷子を着せて死化粧までしてくれるわけで、文句を言うならお前が弔ってやれ。

_ ミルキーウェイを散歩しながら

僕の理想のポップミュージック

どうしてこんなに好きなんだろう?

途中で力が入って歌うところ、イェイイェイヘイの繰り返し。

ちょっとジョンレノン風かも(本来はプラスではない)。

キーワード? それでも縦揺れなこと?

歌詞の聴き取り易さ?

don’t believe that anything can recreate your youth

一人コーラスのエコーのかけ方か? サウンドの作り方。最後のポリフォニックな部分。

高いところのストリング、下のリズムボックス的な縦刻み、典型的なエレクトロニックスポップなところか?

メロディーの親しみやすさ。

There’s nothing left but shadows on the wall

But just remember who you are

And where you’ve been you’ve come so far

And never ever let them see you fall

これが、OMDの最後の曲なのか?


2005-10-23

_ 過去の人たちをさがすのは面倒だ

iTMSで買ったOMDベストのミルキーウェイをお散歩があまりにも気に入ったのでOMD(オーケストラル マヌーバーズ イン ザ ダーク)再評価をすることにした。

で、なんて幸せなことに、オレは大人だ。

だから、売ってるものは手に入るのだ。

良かったなAmazon。散財するぞ。

が、既に過去の人。なんか良くわからない。OMDとOrchestral ManoeuveresManoeuvres in the Dark名義の2種類が入り混じってるし。

Orchestral Manoeuvres In The Dark(OMD / ORCHESTRAL MANOEUVRES IN THE DARK)

ファースト。これは、さすがに聴く気は起きない。バンカーソルジャーの唐突なまでのポップさ(でも、この時点ではアートワークを除けば、ティアーズフォーフィアーズ、ユーリズミックス、ヤズー、デペッシュモード、ネイキッドアイズなんかの(デペッシュモードは頭数が多いけど)たくさんいる2人組エレクトリックポップの1つに過ぎなかったわけだが)。紙のやつだと内側がオレンジ、外側が青で穴が開いていたから、本当にアートワークはすごかったんだ。これにくらべるとトーキングヘッズのフィアオブミュージックのマンホールの蓋の打ち出しなんてかすんでしまっていた。

Organisation(Omd)

で、これがニュース番組のオープニングにパクられたやつ。最後に編曲が入っているし、クレジットも出なかったから、単にパクられたんだろう。これも今更聴く気も買う気もない。でもメロディーは美しい。どれも。

Architecture & Morality(Omd)

3枚目。これは、買わなかったような気がする。なんかかったるい曲が多かったという印象なんだが、評価が高い。

だから、買ってみる。(黄色いリマスタ盤のほう)

Dazzle Ships(OMD)

これ、買った覚えがあるが、手元にない。アートワークが良いので買い直す。

っていうか、曲の題がどれもすてきだ。Amazonでも花電車(とんでもない名前だな)が書いてることに同意。でも、全然実験精神ってOMDからは感じないんだが(プッチーニみたいなもんかも。確かに実験しまくっているんだが、それ以上にメロディードバドバ型なので実験が見えにくい)

Junk Culture(Omd/Orchestral Manoeuvres in the Dark)

買った覚えも聞き覚えもある。が、わからん。

テスラガール、テスラガール。きっとあの見るからにバチバチした放電とはこのことかのテスラコイル(であってるか知らんが)みたいな女の子のことを歌った歌は知っている。

この後は、まったくわからない。

Crush(Omd/Orchestral Manoeuvres in the Dark)

これ初めて見た。クラッシュって、あれか? アートワークはキリコ+自動車? クラッシュ。新品じゃないから、そのうち買うかも。

Pacific Age(OMD)

7枚目らしい。サイケデリックファーズのミッドナイトトゥミッドナイトもそうだが、UKの連中がアメリカを採りに行った場合のポップさはそれは素晴らしい(Amazonでは評価は低くなるようだが)ので、これは文句なく買い。しかし、まったく知らん。

Sugar Tax(Orchestral Manoeuvres In The Dark)

90年代に入っての復帰作らしい、知らんが、買う。

キーボードのポールハンフリーが抜けて、ボーカルとベースのアンディマクラスキーの個人バンドになったのか。

Liberator(Omd)

まったくわからんし、売ってないうえ、ジャケットアートも無い。

(追記:ジャケットアートがあるISBNを見つけたので交換。いずれにしろ売ってないけど)

Universal(Orchestral Manoeuvres In The Dark)

1996年の最後のスタジオアルバムだ。

ミルキーウェイの歌はこれに入っている。

ジャケットのアートワークは最後まで凝っていたわけだな。

買うことにする。

Amazonアフィリエイトの一番の魅力って、やっぱ、この昆虫採集の標本箱みたいなものを作れることだな。

#探しにくいはずだ。つい米語風に最後をverとやって検索したりしてしまうからだな。theatre,theaterみたいなものか。noeとneの部分も。仏→英→米の移動が見える言葉。

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Before...

_ arton [おお。彼等の曲は構造がかっちりとしていて、きれいですよね。ところで、クラッシュってどうでしたか? ]

_ 福盛 ["Crush"というタイトル自体、聞くのも20年ぶり近い(!)ので、かなり記憶は薄れているのですが、なぜか一曲目の"..]

_ arton [20年経っても覚えてるっていうのは素晴らしい。さすがにベストには収録されていました(iTMSで購入すると曲の情報が無..]


2005-10-24

_ シュヴァンクマイエル

シュヴァンクマイエルをまともに見たのってもしかしたら水の話の中の顔のクレイアニメーションくらいかも、と思い出した。ギルガメッシュってシュヴァンクマイエルだと思ってたけどあれもクェイ兄弟か。というくらい、ジャバーウォッキー(今回見た中で一番クロスオーバーしている)の作風を見ていて思い出したり。

というわけで、無事行けたので、はらさんのお手をわずらわせる必要はなくなりました(違)。

オトラント城がめっぽうおもしろかったけど(実在の城がモデルだということでいろいろ考証が入るのが実際にもっともらしいわけだが、それに巨大な鎧の金具が発掘されたとか魔術的な話が入ってくるので、どこまで物語でどこまで真実か、みたいな。最後の現実に巨人が介入してくるところとか)、やはり真骨頂はフードなんだろうなあ。特にモーニングの機械仕掛けの人達が好きだな。ランチ、ディナー、あれ落ちが手で皿隠すのはどっちだ? もう1個の食事は闘争(ウェイターおよび隣人との)というやつもしつこいけどおもしろいかも(あの繰り返しは昔話だ)。

その一方でばかばかしいほど短いのがあって、あれはコマーシャル映像なんだろうか? たとえば肉片の恋って、小麦粉(ソテー用)か肉屋の広告みたいだし(追記:って言うかステーキ肉のセックスなんていう奇妙なことを良く映像化しようと考えるもんだ。しかもしてる最中に持ち上げられて粉を振られてしまうという悲しさ。ソテーされるまでの短い間に、出会って、踊って、やって、粉をつけられてとか)、食べ物でできた人(フローラ)って公共広告機構っぽい(なはずないか)。

アッシャー家の崩壊を見ているうちに現実と夢想が混交してきてすべてはメランジとなってしまったが。アナザーカインドオブラブってのはPVか。

スターリニストの映画を見ているうちに、オタシクという単語を思い出したが、オタシクって誰で何してどうなったんだっけな、とか。

マックスエルンストを想起するのは、古い挿し絵の引用のせいかな。

Aプログラムも見たくなってきた。

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

Before...

_ arton [はらさんも、クェイ兄弟好きなんですね。 僕は彼らから入ったからシュヴァンクマイヤーも彼らを通して知りました。(Jav..]

_ はら [そうです。特に「大鰐通り」。ぼくも一つ仮説を提出します。 シュヴァンクマイエル:クェイ兄弟=Perl:Ruby]

_ arton [確かにキッチンシンクアプローチかも(食べ物が良く出て来るし)。]


2005-10-25

_ クェイ兄弟

クェイ兄弟は、イメージフォーラムの配給だが、四谷じゃなくて六本木のシネヴィヴァンでやったんだと思った。もしイメージフォーラムでやってたら見に行かなかっただろう。だって狭かったから。

で、あまりの居心地の悪さに、こういう表現芸術があるのか、と驚いた。

ヤナーチェクは大好きだから退屈しなかったけど。でも記憶しているのは、トンボが2匹、賢い女狐の前奏曲のところで突っ立ってるところ。と書いているそばから死の家の記録とかも思い出す。作品紹介映画だったっけ。

で、奇怪なギルガメシュ(鳥と戦う話だと思った。妙なめがねをかけて)。あらためて収録作品の題をみると、はらさんが書かれているようにシュヴァンクマイヤーと英語風の表記だけど、これはまったく覚えてない(が、絵を見ると思い出すんだろうな)。

恐るべきストリートオブクロコダイル(大鰐通り)は、原作の気持ちを良く活かした傑作。紛れ込んだ街で自分が通りすがりだという事実を意識してしまうことから生まれる孤独と恐怖。

これって、文学では良く見られたモチーフだ。ぱっと見渡しても、萩原朔太郎の猫町(字は違うかも)とか、夏目漱石の夢十夜にもなかったっけ、内田百?(ケンは門に月。入力していると読めるのだがサーバーに行って返るとはてなくん)は得意だし、梶井基次郎とかにも見られる。と考えると、シュルツの原作もそうだけど、まさに近代ってやつをひとつ特徴付けるモチーフなのだろう。死都ブルージェも住んでるのだが死んでいると意識するから同じようなものか。(ウールリッチの時間に限りがある状況に追いつめられて証人を探すようなタイプのミステリにも似たような感じを受ける)割と良くある話だが、アイリッシュみたいにきれいにストーリーを一本通さないととりとめがなくなるので時代を超えて生き残るのは難しそうだ。現代ではあまりにも普遍的な感覚で何もことさら文学として表現する必要も無さそうだ。ヘンリーミラーかアーサーミラー(全然傾向が違うが名字が同じなのでわからなくなっている。多分ヘンリー)かが、エアコンの音がする部屋とか表現したけど、そのくらいありきたりである。今だって、HDやCPUクーラーのブーンって音に集中すれば、すぐそっちの世界がやって来る。チャラチャチャー(大鰐通りと言うと、このチャラチャチャーっていう音楽が耳に残って離れない)。って言うか、通りすがりが日常化して増殖しているわけだし。

しかし、近代文学にはありきたりかも知れないが、言葉ではなく映像として表現しようとするとそれは難しいかも知れない。もちろん娯楽の線を一本ひけば、ヒッチコックや2000人の狂人とかテキサスの虐殺とかできるんだろうけど。フェリーニの首飾りは傑作だしうまくできている。

つまり、幻想や怪奇の味付けが必要なのかも。で、クェイ兄弟のも結果的にそうなっている。ショーウィンドウの中は凍り付いているし、道路も街頭も違和感しかないし、仕立屋が自分を別の自分に作り替えてしまう。何も考えず、何も見ずに、機械的に。まさにありきたりな近代の夢だ。生産性万歳。属人性排除万歳。まさに現実の一歩裏側に回ったところにある幻想の街で時間が過ぎていく。思い出した。ネジが逆転することで示される時間の流れとか。近代のありきたりな夢の裏側にある孤独感というありきたりな文学的なモチーフ、でもそれを映像化するには、目がない人形を手で果てしなく動かしては撮影、動かしては撮影、という気が遠くなるような手作業を必要とするという矛盾した構造、でも本当に必要なのは作家のイマジネーション。クェイ兄弟はそういう仕事をしたのであった。すごい連中だ。

と考えると、そういった違和感を単なる能書き小僧の散歩の物語として描いて成功しているジャームッシュのロングバケーションとかは恐ろしいほど見事だ。というわけで、好きな作家はジャームッシュなんだが、それはこの場合、全然関係ないのであった。

そのクェイ兄弟の新作がそれから数年して(追記:このくだりは誤り。ボカノウスキーの作品をクェイ兄弟の作品と勘違いしている)、パルコパート3で(それともシードホールかな)公開されて楽しみに見に行ったら、できの悪いイーノみたいになっていてうんざりした。元の映像にディストーションをかけて(正しい言い方かどうかは知らない)分厚く重ねたような色調を出して細部の動きを吸収して、それによって妙に重くたゆたう世界が生まれる。ムンクの絵の背景とか、ゴッホの晩年の絵の背景とかに現実が変容する様とでも言えば良いのだろうか。美しくはあるんだけど、ものすごく退屈だ。でも日常の景色の退屈さが別の世界へ変容するってのもモチーフだな、と思ったりもするんだが、それを延々とやられたらうんざりだ。

なんか、新技法らしいが、すでにイーノを眺めて散々うんざりした後だったので、どうにもならない。海岸、海にとけ込む太陽、かな。イーノがプールサイドだから水の波紋という短絡的なイメージが湧くんだろうか。というか、映画館に腰掛けて見る映画じゃないよ。体調とかにもよるんだろうけど。と思い出している内に実は傑作だったのかな、とか思っても見たり。でも見れば夢想の世界に入りそうだ。

で、そんな技法(の進化形なんだろうが)を鳴り物入りで21世紀にわざわざ見せてくれたゴダール(愛の世紀)にはもっとうんざりしたが(でも水じゃなくて道だったような)、僕らの音楽は割と良かったし、モーツァルトがとんでもなく面白かったからまあどうでも良いや。

しかし、これらの年期の入ったテープって今でもちゃんと見えるのだろうか? いきなり千切れたりワカメになったりするんじゃないだろうか、というわけで持っていても見られないのであった(というかイーノは見たくもないけど)。

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Before...

_ arton [確かに。 >人を退屈させる。 でいくと、ベンヤメンタ学院というのは、気が遠くなるほど退屈?]

_ はら [あ、ごめんなさい(僕の書き方がへただった)。ベンヤメンタ学院は全然退屈しません。というか退屈する前に気持ちよく眠れる..]

_ arton [そうします。(と言ってもAmazonには無いので、機会が回ってきたら)]


2005-10-26

_ Domain LogicとSQL

サヌールさんのDomain LogicとSQLに新しいリンクが増えている。

Yuuntim's Memo

とても(僕には)わかりやすい注釈になっていると思う。勉強になった。

で、思い出したのだが、RDBMSの中にロジックを入れる(OracleだとJava。SQL*Serverだと.NET。どちらもVMがRDBMSの中に入っていてプログラムを入れられるようになっている)のと、プログラムの中にSQLを入れる(さすがにPro*Cとかは別として、次の.NETでMSがやろうとしているやつのこと)のと何が違うか、についてちょっぴり考えてみる。

表面的には入れ替えはどっちが大変だ、とかテストはどっちが大変だ、とか(もちろん、どっちも答えはVMがRDBMSの中に入っているほうだ)。

内部的には、プログラミングの質(高品質とかの質じゃないのだけど)。

SQLは状態を持たない(よね? 自信が持てないのはSQLが得意とは到底言えないからだ)。

状態を持つプログラムの中に状態を持たないものを入れるのか、それとも状態を持たないプログラムの中に状態を持たないものを入れるのか。というか、状態を入れるためのRDBMSかも。

というあたりから、やっぱり関数型プログラミングって方向になるのかな、とか考えてみたり。

なんか、全然外しているかもしれないかもしれないけど。

_ みっともない

みっともないみっともないにとをおうものいっとをもえない

みっともないみっともないせいじかじいさんばかりでおうべいにくらべてみっともない

みっともないみっともないばんせいいっけいのこうていへいかがいてべいこくにくらべてみっともない

みっともないみっともないよっぱらいがおおくておうべいにくらべてみっともない

みっともないみっともないよきんりつがおうべいにくらべてたかくてみっともない、よいごしのかねなんかもたないのがこらいそうていのry

みっともないみっともないへいきんじゅみょうがおうべいにくらべてたかくてみっともないなんていわれないといいね

みっともないみっともないしゃかいほしょうがおうしゅうにくらべてひくくてみっともない

何が欧米だ。

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_ yuuntim [リンクありがとうございました. SQLは内部状態を持ちません.つまり前回のSQL実行結果は次のSQL実行結果に影響..]

_ arton [こんにちは。 ご教示ありがとうございます。再帰処理はできる処理系もある(普通/これまではできない)というのはおもしろ..]


2005-10-27

_ ぎろちょんが家にやって来た

ピカピカのぎろちょん (fukkan.com)(佐野 美津男/中村 宏)

復刊ドットコムで投票してから1年半くらい。復刊して手元にやって来た。

カラーのページとか見てると、確かにこれだという感触を得る。

で、巻末を眺めると赤木かん子か、なんかいつもこの人が出てくるな。

それはそれとして、ぱらぱら眺めて、最後を確認して(なるほど)、で子供に渡す。

これ中学年向けくらいな感じだ。あっと言う間に読み終えてぴろぴろって何だとかふざけたことを訊くから自分で考えろ、と応える。

でも、多分、子供にはわからないはずだ。まさに大人の世界(といっても上部構造のほう)がぴろぴろ。確か僕も読んだとき、結局わからなかったが(でも、僕のほうが有利なのは、明治公園から催涙ガスの煙がもくもくやって来たり、剥がされた敷石を見たり―でアスファルトに変わったり、駅の線路に降りて石を拾い集める連中を見たり、という光景をオーバーラップできたからだが)なんとなくぴろぴろ。結局ぴろぴろはぴろぴろだったかも知れないけど。

で、謎は謎としてひっかかっていればそのうち思い出して、そう言えばぴろぴろとかぎろちょんとか出てくる不思議な雰囲気の挿絵の妙な本を子供の頃に読んだなと思えればそれで良いのだ。

_ 日本語で書くプログラム

福盛さんが、XMLのアフォーダンスから発展させて、プログラムに日本語を混ぜることについて考察されている。

僕については、(面倒だからJavaに絞るけど)、それもありだろうな、と考えているけれど、自分で積極的に使う気にはなれないのは、IMEのON/OFFがどう考えてもわずらわしいからだ。全角英数ってやつの間延びっぷりも大嫌いだし。

でも、その間延びっぷりさえ克服し、コンパイラ(の前に言語仕様)が、ちょっとがんばればそれでいいじゃん、と思わないでもない。

public class Zen {
    public static void main(String[] args) {
        int 数値 = Integer.parseInt("12345");
        System.out.println(数値);   // 12345と表示
        System.out.println(Character.isWhitespace(' ')); // 真
                    // コンパイルエラー(不正な文字)全角空白がある
        数値 = 12345;          // コンバイルエラー(不正な文字)
        System.out.println(数値);
        数値 = Integer.parseInt("百二十一"); // NumberFormatException
        System.out.println(数値);
    }
}

実際のところ、もうちょっとなのだ。

  • シンボルについてはすでにOK
  • 直定数はそのロケールで数値として通れば認めるように変更(int 数値 = 12345;を通すようにする)
  • 空白はそのロケールで空白ならOK(早い話が全角空白のようにCharacter.isWhitespaceが真なら空白とみなす。これ相当救われる人がいるような気がする)
  • 百二十一はちょっと微妙だけど、カンマ区切り数字のようなもので、数値の表示用の文字列表現だから、直接は数値として扱うことはできないで良いかも
  • 演算子についてもエイリアスを認める。&と&は同じとみなすということ。

あと、メソッド/クラス名/パッケージにエイリアスを認める。全角/半角だけではなく、シンボルをアサインするようにするということ。

公開 クラス ほげ {
 公開 静的 void メイン(文字列配列 引数) {
  整数 数値 = Integer.整数としてパース(”12345”);
  //みたいな感じ。

publicのエイリアスとしてpublicと公開が使える。staticのエイリアスとしてstaticと静的、voidのエイリアスはvoidだけ。ということだな。Integerのエイリアスはこれを見る限りIntegerだけではなく『整数クラス』みたいなのが必要かも。というか、やっぱり全角英数は気持ち悪いが。

しかし、次のようなプログラムを書くやつはやっぱりいるだろうな、という気もするのであった。

public クラス くらす {
 public void 行進(レコード れこーど) {
  整数 テンポ = れこーど.今の客数 + れこーど.昨日のお客様の数;
  れこーど.書く;
  if (れこーど.書けた == 真) {
    _れこーど.書き込み;
  }
  for (整数 い = 0; ……

「行進」じゃなくて「更新」だろ? っていうか、クラス名「レコード」ってなんのことだ? 「テンポ」って……、「客数」と「お客様の数」って、なぜ同じ概念に異なる名前を付けるのか、と小一時間。「書く」と「書き込み」って、これ英語だとwrite()とwriteRecord()みたく、やはり同一の意味に異なる名前ってことか……、っていうか_を付けるなよ。「い」。

ちなみに、エイリアスから英語への変換はjavatというコマンドによって実行できる。この時、ユーザー定義シンボルの変換表を用意しておくと、それについても変換がかかるので、上のプログラムをjavatすると次のソースが得られる。

public class klass {
  public void update(Record record) {
    int tmp = record.currentCustomerCount + record.kinouNoOkyakusamaNoCounte;
    record.write();
    if (record.isWritten() == true) { // == trueは冗長だな
      _record.write();                // やっぱり同じだったか
    }
    for (int i = 0; ...

変数は「い」「ろ」「は」かそれとも「い」「じぇー」「けー」なのか、「れく」とか「くんと」とか「ありー」とかが出てくるんじゃなかろうかとか(本当の判じ物化だな)いろいろ良からぬ想像がされるのであった。

まじめな追記:変数や属性名に日本語は使えるけれど、クラス名やパッケージ名に日本語を使うと、フィイル名(ディレクトリ名)で悲しいことが起きるかも知れないので注意が必要です。

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Before...

_ arton [あ、でもダメな書き方は問題にならないけど、福盛さんがかかれているような例であれば、圧倒的に読みやすい/理解しやすいと..]

_ Kazz [>BigDecimal 売上金額=商品.外税額*(1+税金情報.消費税率); これ位確かに書かれていれば可読性に..]

_ arton [イカとかスイカ……確かに可笑しい。]


2005-10-28

_ 英国人が米国人を表現するために仏蘭西人を利用する

アランパーソンズの怪奇と幻想の世界はリアルタイムに聴いた。中学生のころかな。素晴らしいじゃん。エバモーネバモーも好きだけど。

Tales of Mystery & Imagination(Alan Parsons)

特にアッシャー家の崩壊がすばらしい。序曲の期待しているのだか絶望しているのだかどっちつかずにためらっているような曲調。シュヴァンクマイエルのアッシャー家の崩壊を見る前に聴きたくなったのでiTMSでついダウンロードしてしまった。が、Amazonのほうが安いじゃないか。ちょっと面白くない。でもそれはどうでも良い。すぐに聴けるのがダウンロード販売の良い点だ。

アランパーソンズを聴いて、それからわりとすぐに、NHK FMでなんかの音楽祭でエリアフインバルがフランクフルトを振ったドビュッシーのアッシャー家の崩壊の初演を聴いた。医者がフレデリクの病状を解説したり、マデリーヌマデリーヌで始まる長いモノローグがあったり、ポーの作品から相当苦労しながら台本を作ったのが良くわかる、傑作だ。LPではプレトールが振ったのを持ってはずだが、とにかくインバルのはできが良かった。

で、驚いたのは、序曲に聞き覚えがあることだ。いや、そこら中が聞き覚えがある。でも、世界初演の曲(ドビュッシーは未完のまま逝去してしまったから、20世紀の中頃になってどうにか復元したのだ)になんで聞き覚えがあるんだ? つまり、アランパーソンズだ。

そーかー、ドビュッシーの作品を復元してたんだな、と思ってクレジットやライナーノートを見ても、ドビュッシーのクロードも書いていない。なんで、書いてないんだ?

で、アランパーソンズプロジェクトのは未だに手に入る。しかし、インバルのはもちろん、プレトールのでさえ、オリジナルは手に入らない。なんとなく嫌な感じだ。

そういうことかな?

_ Symbolと定数とenum

enum的な使い方なら値そのものよりユニークさが重要なわけで、Symbolを使えばそのまま名前自身で表わすことができるし、代入なしでいきなり使える。

ebanさんによる使い分けの説明

ここでebanさんが書かれている「値そのものよりユニークさが重要」というのはenumを利用する場合の良き指針と思う。

というのは、C++を使っていたころ、割と僕は次のようなものを書いていた。

enum ControlCode {
    SYN = 0x32,
    ACK = 0x46,
    EOT = 0x55,
    ...
}

これは値重要なほうの例だ(ただし、IDLでのenumのように、名前空間を持つ公開された値という意味があるものについては、enumで良いとも思う)。

でも、今、Javaに移植するとしたら、これはenumを利用しないで定数を持つクラスとすると思う。

public class ControlCode {
    public static final int SYN = 0x32;
    public static final int ACK = 0x46;
    ...
}

でもC#のように整数の一種ということが仕様で明示されているenumについてはIDLと同じように、こういった値重要なものについても利用してしまうかも知れない。でも、そうすると、classの意味は何だろうか?

_ 気に入ったので貼ってみる

   ∩___∩   /)
    | ノ      ヽ  ( i )))
   /  ●   ● | / /
   |    ( _●_)  |ノ /
  彡、   |∪|    ,/
  /    ヽノ   /´    君たち、キーボードのHとJを見てみるクマ
 
   ∩___∩
   | ノ      ヽ
  /  >   < |  クマ-
  | //// ( _●_) ミ
 彡、     l⌒l  ノ
 / __  \ \ヽ
. (___)   \__)
. O|       /
  |  /\ \
  | /    )  )
  ∪    (  \
        \,,_)

_ サンボリスム

免罪符だと? 天国は金では買えないだろうが、このバチカンが!

苦しいか。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

_ Kazz [>クマ- キーボード見るまで気がつかなった。不覚 (笑]


2005-10-29

_ 1111

動くな、死ね、甦れ!

で、どこに引っ越したんだ?

_ ソウヤー

平田風が吹いたり、ずっと向かい風が吹いたりしてるので、原人も人類も手元にあるのにどちらもまだ手がつかない。ところが、次のまで出てるみたいだ。

スペースシャトルの落日~失われた24年間の真実~(松浦 晋也)

#とりあえず、晩飯食いながら読む本としてスペースシャトルの落日をやっとアマゾンのニヤリ箱から取り出して読み始めたところ。今、エンジンのところを読んでるが(全然、前ぶり部分ですな)、液化ガスのパイプをエンジンの周りを這わせて冷却効果を得ているとかいろいろ工夫を凝らしている点の説明が続くので、この後、どう欠陥が指摘されていくのかとても楽しみ。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ ksaito [そういや私もちゃんと書いてませんでした。すいません。 Google Mapsで、 http://maps.googl..]

_ arton [お、どうもありがとうございます。 とても微妙な場所に行くんですね。(引越し記念上映と書いているわりに引越し情報がサイ..]


2005-10-30

_ ポスト小泉がどうした番組を見ながら

『欲しがりません勝つまでは』とか言われたら、疑問を持つと思うのだが。

なぜ勝つ必要がある? 前提がいきなり勝ち負けになっているが、それ、趣味なんじゃないか。趣味で勝ち負け始めて、皺寄せをこっちに寄せているだけだろう、というふうにだ。(なんか、新技術採用! とかのことかい、という気もしてくるが)

足元をよくみて使えるリソースの実態を正しく評価して、それを活用することを最初に熟慮してから、冒険するならするというふうに考えてみる。東北地方は実は地下資源が満載だったから本来であればABCDがどうやっても特に問題なしとか。百年の計を計るのであればまずは足元を固めるのが先決だろう。まずこちら側を知らなければ、あちら側を正しく評価できず、それができなければ百戦やっても危ういと、彼等が大好きな孫呉の兵法の孫のほうが書いているわけだ、逆側から。

で、そういうふうには思考しないのかな、実際には別に思想警察が怖いとかではなく、素直にはいはいわかりました、ということなのか、と思わざるを得なくもない。

つまりそれが改革には痛みを伴うとかというようなバカなセリフだ。欲しがりません勝つまではと同じ響きを持っている。

だから、結構、あいつらほいほい大喜びで我慢したんじゃないかな、と思う。考え方が見えないのは、考えていないからなのかも。

_ ふるやのもり

いったい、どこから説明していいものやら。

カンタンにいうと、こんど古屋という古い家を買取する予定なのですが、ここに屋根の下だけで通用する雨漏り通過の「フルヤノモリン」を醗酵、流通させて、このフルヤノモリンを家の中では水道水のように使用させたいわけです。

それで、フルヤノモリンを醗酵する中央槽を一つ作って、その通過を貯水槽を一つ作って貸し出して、酵母(ばいきん)を採って中央槽から貯水槽に貸し出して、酵母培養をして、中央槽から酵母を供与された貯水槽は、各ビーカーごとに滅菌状態を作って、今日も今日とてフルヤノモリンを「嚥下」してモネーを睡蓮させるわけです。当然、嚥下に対しては「嘔吐」を嘲笑します。

むずかしい。

_ ジェネリクス

いったい、どこから説明していいものやら。

カンタンにいうと、(追記:1パラグラフ素っ飛ばしてしまった)こんど型を引数化する構文を一つ作って、そのパラメータの記法を一つ作って貸し出して、パラメータ(型名)を取ってメソッド定義から呼び出し側に指定させて、型保証をして、コンパイラから信用を供与された呼び出し側は、各呼出しごとにパラメータを指定して、型を担保とてパラメータを「指定」して戻り値を受け取るわけです。当然、戻り値に対しては「型保証」を適用します。

こういうのをどうせだから全部JVM上に作れるのかなー?と思ったわけです。だって、目の前にJavaの専門家がうじゃうじゃ大量にいるわけですからね。

_ 慣用表現

以下の表現は慣用化可能だと思う。

def 書き始め(困惑勿体付け)「いったい、どこから説明していいものやら。」

def Webアプリケーション説明<T,X,N,D,E>(計画=nil)「カンタンにいうと、こんどTというサイトを買収する予定なのですが、このサイト内だけで通用するサイト内Xの「N」をDさせて、このNをサイトの中ではXのEのように使用させたいわけです。」

def 結論<T>(誉め殺し)「だって、目の前にTの専門家がうじゃうじゃ大量にいるわけですからね。」

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_ なかだ [誉めてたんだ、あれは。]

_  [ERB化できますね。文字列リテラルでもいいか。]


2005-10-31

_ 吉祥寺

結局、シュヴァンクマイエルのAプログラムは行かなかった。

_ 技術と政治

スペースシャトルの落日は読了。

スペースシャトルの落日~失われた24年間の真実~(松浦 晋也)

教訓の泉のような本として読むこともできる。

・個々の要素技術がどれだけ優れていても全体構想がだめだとだめ。

・技術を技術として適用するためには、その技術をどのような将来展望によって採択したかを明らかにしなければならない。でなければ、捻じ曲がる。

・ありあわせの技術の組み合わせでも、目的に適合していればその時点で役に立つだけでなく、将来的にも役に立つ(全体構想がすぐれていれば、部分変更で有効活用できる)。

・既存資産を捨ててゼロからやるのは愚か(ジョエルがMozillaについて評していることと同じだ)

・つまるところは、モジュラー化重要

・実績があるものが駄法螺を吹くと人を騙せる(ソーア?)

・でかいやつが正しいと言っても、巻き込まれるのはばか。(ソーア?)

システム開発とロケット開発だと予算規模が3桁(4桁の場合が一般的だし5桁もないわけではない)違うけど、全体構想があって複数の要素技術がからみ、政治と技術の駆け引きがあるという意味じゃそれほど異なるわけでもない(人命にはかかわらないまでも大損くらわせるくらいのリスクはある)、と言う意味じゃまったくいろいろ得るものがある本だった。

_ 久々のMSのオレ様ルールにうんざり負けた……

久々なのは触ってないからかも。

rfc2617 3.2.1 The WWW-Authenticate Response Header

digest-challenge = 1#( realm | [ domain ] | nonce |

[ opaque ] |[ stale ] | [ algorithm ] |

[ qop-options ] | [auth-param] )

[]はオプションなので、必須なのはrealmとnonce。

事実、Firefoxはrealmとnonceを設定すれば認証ダイアログを表示する。

しかし、IEは黙ってエラー画面を吐く。いい加減にしてくれ。ある意味正しい。

で、順番に増やしたり減らしたりして調べた結果、以下の結論を得た。

少なくても、IE6に関しては、qop-optionsの設定が必須。

#rfc読みながら実装というネタ(+ハッシュという考え方、+チャレンジレスポンスという考え方)をCodeZineでやろうと思ったんだけど、IEの秘孔を突く(……というわけで標準が決まっていても……と実装されているわけではないので検証は必須です。)ネタになってしまうのは面倒だな。ちゃんとドキュメントは隅々まで読めというネタになるのは当然だな。

追記:rfc2069までの実装ということなのか。

rfc2069では、qop-optionsは未定義。したがって、qop-optionsをオプションとして扱うのはrfc2069に対するバックワードコンパチビリティのためで、rfc2617コンプライアントならqop-optionsは必須。

したがって、IEは(サポートが比較的最近なので)rfc2617コンパチでrfc2069非コンパチ。Firefoxはrfc2069コンパチ。

したがって、2005年に実装しているオレがqop-optionsをオプション扱いにしているのが時代遅れで間抜け。

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Before...

_ arton [マルチパートの場合はauth-intの実装って面倒そうですが、そんなに面倒でもないと思いますよ。 #調べていたら、他..]

_ unibon [なるほど。力量の差みたいですね。私は以前に auth-int で挫折してしまいました。orz]

_ arton [いや、単にどこまで実装する気があるかどうか(僕はそこまで実装する気はさらさら無いので、ふんふんこれはできますな、で終..]


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