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日々の破片

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2008-07-22

_ About Face3続き

前回

About Face 3 インタラクションデザインの極意(Alan Cooper/Robert Reimann/David Cronin/長尾 高弘)

続けて第一部の残りと第二部の「振る舞いと形態のデザイン」まで読んだ。

いやまったく、アレグザンダを読んでおいて良かった。

ペルソナというのは「生き生きとした」ではじまるパターンをステレオタイプに落ち込むことなしにモデル化するためのツールなのだが、もし、アレグザンダを読んでいなかったら、ステレオタイプと感覚的に違いを認識できなかったと思う。

第二部はパターン集でここは刺激的だ。というのは全体がパターンランゲージで書かれているからだ(少なくともそう読める)。

最初に出てくるのが原則で「害にならない」「人類の進歩に役立つ」といった価値観が並ぶ。嘘でもこう書けるのは良いことだ。

というようにソフトウェアの設計の本とは随分と異なるが、僕には凄く参考になった。というわけで仕事用に持ち出し。

日本のSIではやはりこれはアーキテクトが押さえておくべき見方だと思う。

追記:微妙に上のは誤解を招く書き方だし、自分自身があとから読んで勘違いしそうだ。脳内モデル−表現モデルのラインと実装モデルは区別が必要で、ということは、ペルソナとシナリオから導かれるデザインは、どこかで実装可能な仕様に落とし込む必要があるわけだ。

本書ではそこの落とし込みは昔からの上流−下流を基本的に踏襲しているように読める。というよりもさらにいくつかの段階が追加されているということだ。ペルソナのシナリオからユースケース(機能として実装可能な)が抽出されなければならないし、表現モデルから実装モデル(抽象度が高いところでもドメインモデルに相当する)に転換しなければならない。段階が増える分、各段階をデザイナがブレが生じないように適切に調整する。また、段階が増えないように、表現モデルから実装の各レベルに対して差し込んでいく必要もある。ここのデザイナというロールの要不要と、要とした場合、ではそれをどのロールにマップすべきかという点に着目している。

もうひとつ、誰がパターンランゲージを使ってデザインを示せるか、ということでもある。


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