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日々の破片

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2010-05-01

_ 曾孫

友人の家でワーグナーがバイロイトで演出したマイスタージンガーを観る。

なんで全裸かわけわかんねぇとか。

それはベックメッサーが歌うところで土をいじくって全裸の男女を舞台に上げて、笑い者になるところだ。

なんだろう? とわからないまま、ワルターの番。ん? 歌は素晴らしいが凡庸で気味が悪い男女、操り人形ぽい、を出して歌を補完する。

わかった。

ベックメッサーは神のごとく土から人間を生み出した、少なくともそれにチャレンジしている。

それに比べるとワルターはかすだ。もちろん観衆も親方たちも。ということは……そういえば、ジークフリートの衣装を着ているのはベックメッサーだ。

ああ、なるほど。この演出はあからさまだよ、と友人が言う。この後がすごいんだ。

すると、ワルターから鹿の像をつき返されたザックス(その間、Bek in The TownのTシャツを着たベックメッサーが傍観者的にせせら笑っている。)が明らかな身振りと照明の中、ドイツを語る。おれはこの曲大好きなのだ。だがここまで露骨にある側面を出されると、気分が悪くなる。アレックス効果だ。

演奏が終わるやウーウー激しいブーイング(その一方で拍手)

引導を渡すのは血を継いだものの役回りと考えたのだろうか。


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